不安や挫折を乗り越えた先に見つけた、自分なりの「チーム創り」と「リーダー像」
2022年入社(取材:2025年1月)
営業部 西静岡エリア サブディレクター 瓜生圭杜
趣味:映画鑑賞
座右の銘:意志あるところに道は開ける
人と成長に向き合うこと、そして自身のビジョンとは
◆就職活動ではどんな企業や業界を見ていましたか?
就職活動では、特定の業界に絞らず、人材、IT、不動産など、幅広い分野の企業を視野に入れて活動していました。
特に重視したのは、自分が大事にしている価値観やビジョンが発揮できるかどうか、でした。
私の働くビジョンとして、「他者の幸せや成長に貢献すること」が一貫してあります。
これは、社内外を問わず、誰かが「成長した」「幸せだ」と感じる瞬間に立ち会い、その喜びを共有したいという思いからです。
そのため、早期にリーダーシップを発揮できる環境や、チームで協力しながら目標を達成する仕事に強く魅力を感じていました。
また、これまでの経験から、「成長し続けたい」という志を持つ仲間と切磋琢磨しながら働くことや、やりがいを共有できる仲間と一緒に目標に向かうことを大事にし続けたいと考えていました。
こうした考えを基に、企業選びでは社員の方々と直接お話しする機会を積極的に設け、自分のビジョンと企業理念や文化が重なっているかを確かめることを大切にしていました。
さらに、実際に働いている社員の方々の雰囲気や考え方を知ることで、職場環境やチームの雰囲気を具体的にイメージし、自分がその企業で働く姿を想像できるよう努めました。
◆最終的にリプライスに決めた理由は何ですか?
リプライスを選んだ一番の理由は、社風や人の良さに魅力を感じたからです。面談の中で、たくさんのフィードバックをいただき、自分が漠然と考えていたことを一緒に具体化してくれました。
また、リプライスとは直接関係のない就活の相談やアドバイスも親身にしてくださり、「学生一人一人の将来や成長に向き合ってくれている」と感じる場面が多くありました。
その姿勢を通じて、「こうなりたい」と思わせてくれる存在に出会えたことが大きな決め手でした。
特に面談の中で印象的な気づきとしては「誰かの成長や幸せに立ち会う」という目標を実現するためには、まず自分自身がスキルを高め、価値を提供できる人になる必要があるということです。
面談の中で新たな気づきや考えが生まれることが多く、入社してからも同じように成長していけると思えたことは大きな理由です。
二つ目の理由は、早期にリーダーとして抜擢される文化があることです。
私は、自分のキャリアを考える上で、若いうちにリーダーとしての経験を積み、メンバーやチームの成長を間近で感じられる環境を求めていました。学生時代には、後輩やチームの成長を支援することにやりがいを感じていたため、この経験を社会人になっても活かし、さらに幅を広げたいと考えていました。リプライスの抜擢文化を知り、リーダーとしてチームを支えメンバーと共に成長する機会が、早い段階で得られると感じて、入社することを決めました。
自分の弱さに向き合った1年目、「変わりたい」と思えたこと
◆実際に入社してみて、どんな1年目でしたか?
1年目は上半期と下半期で大きく状況が変わりました。
上半期は、正直なところ「仕事が楽しくてしょうがない」という感想しかありません(笑)。初めての仕事で、自分がやりたかったことを実現できている実感があり、できなかったことができるようになるたびに、自分の成長を強く感じていました。
しかし、今振り返ると、その頃は天狗になっていたのだと思います。実際には先輩にサポートしてもらいながら、
言われたことをこなしていただけなのに、まるで自分がすべてをやり遂げたような気持ちになっていました。
下半期に入ると、任される仕事が増え、自分の力で取り組む場面が多くなりました。そこで初めて、自分がどれだけ先輩に頼っていたか、自分の力で何もできていなかったかに気付かされました。
いざ自分一人で取り組むと失敗ばかりで、次第に主体的に動けなくなり、チャレンジすることが怖くなってしまいました。
その結果、実績も思うように上がらず、負の連鎖に陥り、初めて挫折を経験しました。
入社時には「早く自分のスキルを上げたい」「誰かの成長をサポートできるようになりたい」と意気込んでいたのに、
その頃には自分のことしか考えられなくなり、成長すら実感できない状況に陥っていました。
◆苦しい経験だったと思いますが、どのように乗り越えましたか?
大きな転機となったのは、1年目の最後に行われた「ベスプラ」でした。
これは同期全員が1年間の成長についてプレゼンをする大会のようなもので、自分と周りの差を痛感する場でもありました。
同期たちは、自分の弱点にしっかり向き合い、それを克服するために行動し、確実に成長していました。それに対して、自分はできないことから目を背け、たちどまっている状態だったことに気付かされました。
ベスプラが終わった後、上司に「自分を変えていきたいです。もっと成長したいです」と伝えたことを今でも覚えています。
ただ、そこからすぐに変われたわけではなく、地道な努力を積み重ねる日々でした。
まずは、自分と先輩の差は何なのかを徹底的に振り返り、自分の課題を明確にしました。
そして、自分から意見や考えを発信することを意識的に実践しました。電話一本かける際にもフィードバックを求めたり、他エリアの方のやり方を学んで取り入れるなど、小さなことから一つ一つ改善していきました。
その積み重ねで、2年目を終える頃には、自分自身大きく成長できたと実感しています。
不安や挫折を乗り越えた先にあった成長
◆3年目リーダーに抜擢されたと思いますがどう感じていましたか?
リプライスには、「抜擢文化」という文化があります。そのため、スキルがまだ伴っていなかった私でもリーダーに抜擢していただけたのだと思っています。
ただ、正直なところ、最初は不安だらけでした。自分のスキルが追いついていない中で、初めてできた二人の後輩が本当に自分についてきてくれるのか、また、リーダーとしてチームに良い影響を与えられるのかという点に不安を感じていました。それでも、自分にしかできない、自分だからこそできるリーダー像を見つけていこうと決意しました。
スキル面での不足を補いながら、リーダーとしての役割を果たし、チームのメンバーと成長していくために努力を続ける覚悟を持ちました。
自ら築く理想のチーム創りとは
◆リーダーとしてどんなチーム創りに取り組んできましたか?
リーダーとして不安を抱えていたからこそ、常に後輩やチームのことを考え続けていました。
「どんなフィードバックが彼らにとって最善なのか」「二人が目指す最終的なビジョンに近づくためにどうサポートすればいいのか」
を考えながら、関わってきました。
リーダーとしては頼りない部分もあったかもしれませんが、誰よりも真剣にチームに向き合い、メンバーに対してできることを100%やり切った、と胸を張って言えます。その想いがメンバーにも伝わり、一緒に歩んでくれていると感じています。
◆2024年上半期ではチームMVPを受賞しましたが、その要因は何だと思いますか?
チームメンバー全員が主体的に取り組めているのが大きな要因だと思います。私自身が経験を積み重ねて、周囲からフィードバックをもらうことで成長してきたことをチーム創りに活かしています。
「主体的にフィードバックを取りに行くこと」「自分なりの意見を持つこと」「一つ一つの行動プロセスの振り返りをすること」この3つをメンバー一人ひとりに意識してもらえるように、マネジメントに取り組んできました。
その結果、メンバーが自ら意見を挙げて、主体的に動く組織になり、それが成果に繋がったと思います。
今は、後輩の二人には感謝の気持ちでいっぱいです。
彼らがいたからこそ、私自身もリーダーとして、そして人として成長できていると日々実感しています。
チームで悩み、考え、行動してきた日々が、今の自分を支えています。
チームと自身の進化を目指す新たな展望
◆今後どういうビジョンを描いていますか?
今後、リーダーとしてさらに成長していきたいと考えています。
これまでは、メンバーとともに並走し「支えるリーダー」としての役割を意識してきましたが、これからはメンバーの成長を「導くリーダー」を目指していきたいです。
特に、事業運営とチーム運営の両面で、的確な判断ができるリーダーを目標にしています。
現状の課題として、意思決定の際に優柔不断な面があり、根拠に基づいた判断ができていないと感じています。
チーム運営に関しては、部活動でキャプテンを務めた経験から、自身の判断には一定の自信を持っています。
ただ、事業運営については、扱う金額の規模感が大きいことや関わるステークホルダーが幅広いことから、さらなる成長が必要だと思っています。
その成長のために、上司であるブロック長はもちろんのこと、他拠点のディレクターやブロック長にも積極的にフィードバックを取りに行きたいと考えています。
目指すのは、チームとしてもう一度MVPを獲得すること、そしてディレクターとして個人でもMVPを獲得することです。
これらを実現するために、1年目の挫折を糧にして、日々努力を重ね、リーダーとしての資質を磨いていきたいです。