
- 2019年新卒入社(取材:2025年8月)
- 営業部 千葉埼玉ブロック ブロック長 高梨哲平
- 趣味:ライブに行くこと、ウイスキー 、東海オンエア、サウナ、スポーツ
- 好きな言葉:「1秒先 向かう者と ただ訪れる者」
- 好きなアーティストのワンフレーズです!目の前の1秒1秒を受け身にならず、向き合う気持ちにさせてくれます!
入社の決め手は「若いうちからの成長」と「人の魅力」
◆リプライスに入社した決め手を教えてください!
決め手は大きく二つありました。ひとつは“若いうちから成長できる環境”があると感じたこと、もうひとつは“人の魅力”です。
私は大学で情報系を専攻しており、就職活動の初期はITベンチャーを中心に見ていました。20代のうちに大きく成長できる環境で働きたいと考えていたからです。ただ、ふと立ち止まったときに、業界を絞り過ぎていることへの不安や専攻を活かす形で就職した後に他業界でも通用するのかという不安もありました。
そんな折に参加した就活イベントで、リプライスの社員の方から声をかけてもらい、選考に進むことになりました。そこで強く惹かれたのは、仕事内容そのもの以上に“人”や“チーム”の雰囲気でした。年次の高い社員であっても、フラットにフィードバックをしてくれる関係性がある。実際に人事の方だけでなく、ディレクターやブロック長を務めていた社員さんとの面談を通じて、それを実感しました。
特に印象に残っているのは、“いろいろな会社の話を聞いて、自身の意志で考えて選んだほうがいい”と学生に対してもフラットにフィードバックをする姿勢でした。そうした姿勢に触れる中で、この人たちと共に働きたいと強く思い、最終的に入社を決意しました。

チーム責任者から「事業の経営者」へ
◆リプライスで3年目にディレクター、5年目からブロック長を経験されていると思いますが、それぞれどんな仕事をしていますか?
3年目にサブディレクター、4年目にディレクターを経て、5年目からはブロック長を任せてもらっています。
ディレクター時代はプレイヤーとして案件を担当しながら、3名のメンバーと共に課題解決や目標達成に取り組みました。営業活動に加え、“組織“と“事業”の両面をマネジメントする役割でした。
ブロック長になって大きく変わったのは“決裁者”としての責任と予算規模の大きさです。複数エリアを束ね、仕入からリフォーム、販売、価格設定に至るまで経営視点で意思決定を行います。現在は東埼玉・西埼玉・千葉の3エリア、13名を統括し、年間数十億円規模の予算を扱いながらマーケット拡大に取り組んでいます。
業績面でも、ディレクターとして働いていた3年前と比べて、埼玉エリアの買取・販売・在庫件数は当時の1.5倍に伸ばすことが出来ました。人と組織が育つことで市場そのものが拡大し、一人ひとりの成長が地域の成長につながると実感しています。今後は関東圏のマーケットをさらに広げ、新たなエリアへの出店にも挑戦したいと考えています。
ディレクターとブロック長の違いを一言で表すなら、“最終決定権を持つかどうか”です。ディレクターはチームのリーダーであり責任者ですが、ブロック長は一つの事業を動かす経営者のような存在です。関わるマーケットは同じでも、責任範囲の広さや流動性への対応力、トレンドを先読みして仕掛ける力が問われます。個別判断と全体判断の双方で精度の高い意思決定が求められる。 私は、ブロック長という仕事はどこまでも突き詰めていける役割だと思っています。
意思決定が市場を動かす、ブロック長の醍醐味
◆ブロック長の仕事の面白さや難しさを教えてください!
一番の面白さは、意思決定の影響力の大きさです。仕入や販売の判断ひとつで、市場や地域が動いていく。最終的に商品を選ぶのは“人”ですが、そこに至るまでには市場の状況や流行、社内外の状況など多くの要素を総合的に考える必要があります。その上で、実際に売れたときに“自分の意思決定が正しかったか”答え合わせできることが大きなやりがいです。
また、地方創生の観点からも魅力を感じています。例えば1つの物件を動かすだけで、仲介会社や工務店、司法書士など多くの仕事が生まれます。どの工務店に依頼するか、どんなリフォームの企画にするかといった判断もブロック長の役割です。私たちが仕入れて販売することで、市場に新しい物件が供給され、地域の暮らしが少しずつ変わっていく。事業を通じて地域の活性化に貢献し、経済を動かしている手ごたえを感じています。
一方で、難しさも少なくありません。住宅事業は人の生活に直結する分、社会情勢や市場の動向に大きく影響されます。特に在庫を抱えるという事業特性は、株式を保有するのに近い側面があり、トレンドを正しく読み取れなければ大きなリスクにもなります。だからこそ、意思決定の際には“この物件を誰が買うのか”を常に想像し、ターゲットを明確にした上で価格や企画に自信を持つことを大切にしています。
意思決定にあたっては、メンバーやディレクターの意見を取り入れることも欠かせません。チームメンバーやディレクターは仲介会社やお客様とのやり取りを通じて豊富な情報を持っています。なぜその意見を持ったのか、どんな背景があるのかを確認し、同じ情報でも異なる視点から捉えるようにしています。そうした対話を重ねることで、より精度の高い判断につなげています。

20代でブロック長へ。人を尊重する姿勢と柔軟な判断軸
◆なぜ5年目という早いタイミングでブロック長になれたと思いますか?
理由は大きく二つあると思います。
一つ目は“人を活かすリーダーシップ”です。私は誰と働くときも相手をリスペクトし、年次や立場に関係なく対等に意見をやり取りする姿勢を大切にしてきました。自分の考えを押しつけるのではなく、現場に出ているメンバーやディレクターの意見に耳を傾ける。そのうえで対話を重ね、雰囲気的にも話しかけやすい存在であろうと努めてきました。人が増えて関わる範囲が広がっても事業運営を任せられると思ってもらえたのは、そうしたコミュニケーションの積み重ねがあったからだと感じます。
二つ目は“判断軸の柔軟さ”です。ブロック長は最終的な意思決定を行う立場なので、状況に応じてどの軸を重視するかを切り替える必要があります。私はディレクター時代から、選択肢を複数出し、どの視点で考えるかを常に意識してきました。最初から完璧な答えを持っていたわけではなく、難しい商談や日々の意思決定を通じて鍛えられてきた部分です。心がけてきたのは“情報にアンテナを立て続けること”。KPIなどの数値データはもちろん、メンバーの状態、社内外のトレンドまで広く情報を集めるようにしています。ディレクター時代は社内の情報にポイントを当てることが多かったですが、ブロック長になってからはより外部の環境にも意識を向けるようになりました。最終的に判断を下すのは自分自身。だからこそ、多様な情報をもとに複数の選択肢を出し、その中から最適解を選ぶ力を磨いてきたことが、早期にブロック長を任せてもらえた理由だと思います。

ブロック長で磨いた“経営視点の事業運営力”
◆ブロック長になった今、身に付いたと思うスキルが教えてください!
一番大きいのは、“総合的に判断し、課題を解決する力”が身に付いたことです。ディレクターの頃と比べて、自分がプレイヤーとして業務をする時間は大幅に減り、目の前のタスクをこなすのではなく、経営視点に立って“組織をどう目的に向かって進めるか”を考えるようになりました。
ブロック長は、会社の経営層と現場をつなぐ“架け橋”のような役割だと思います。現場の状況を理解しながら、経営の方針を行動に落とし込む。その過程で、経営視点で事業運営するスキルが磨かれていきました。事業運営自体はディレクター時代から経験していましたが、ブロック長になってからは“経営視点”がより強く求められるようになったと感じています。
現場と経営の双方を見渡し、両者の架け橋となる立場だからこそ、得られたスキルだと思います。
空き家を暮らしへつなぐ。1件1件が積み重なる地域貢献
◆ブロック長になった今、リプライスの事業の価値はどんなところにあると思いますか?
その中で、高梨さんが価値貢献できたと思うエピソードがあれば教えてください!
リプライスの事業価値は、“戸建ての実需”に焦点を当てている点にあると思います。不動産業界には投資用や商業用など幅広い商品がありますが、私たちはあくまで“生活のために住む”ことを前提とした住宅に特化しています。多くの会社が様々な分野を扱う中で、1世帯1世帯の暮らしに向き合うビジネスモデルを一貫して続けている。その姿勢が、空き家問題の解決や地方創生にもつながっていると感じます。
例えば、投資用として空き家を購入しても、実際に住まれるかどうかは分かりません。しかし私たちが扱うのは、最終的に誰かが“住む家”として流通させる住宅です。購入後の人生設計に応じて住み替えや売却の選択肢を持てることも含めて、人の暮らしに根ざした価値を提供できていると思います。加えて、リフォームや仲介を通じた雇用創出も事業価値の一部です。
印象に残っているエピソードとして、過去に“売る”と“買う”を同時に希望されたお客様がいました。リプライスへ物件を売却し、さらに別のリプライスの物件を購入したいというケースです。仲介会社と連携しながら条件を調整し、空き家だった物件を新たな生活の場としてつなげることができました。これは、空き家を放置せずに人の暮らしにつなげるという、リプライスの事業価値を体現した経験だったと思います。
結局、数字だけでなく“1件1件を大切にすること”が事業の根幹です。そうした積み重ねを支えているのは、現場でお客様や仲介と向き合うメンバーのやりとり。その一つひとつを大事にしていきたいと考えています。
学び続ける姿勢でブロックの成長を牽引する
◆今後の目標を教えてください!
自身の目標のテーマとして、「よりプロフェッショナルになること」と「未来への育成を担うこと」を今期は掲げています。
そして、ブロックの今後の展望としては、より業績を成長させて、新規出店を目指せるような規模感のブロックを目指していきたいです。
昨今変化の激しいマーケットや社会情勢の中でも、売る側、買う側のお客様に、選択肢として選ばれる存在になるように、自分自身の力がブロックの中での天井にならないように、日々自ら学び、成長していく姿勢を大事にしていきたいです。
また、今期はより人と組織の成長に影響力を出し、自ブロックからもリーダー陣を輩出し、リプライスの未来のための育成にも繋げていけたらと考えています。

◆就活生へメッセージお願いします!
私は就活の際、「成長環境」と「働いている人への魅力」の2軸で、この会社を選択しました。
あの時の選択や気持ちは今も自分に繋がっているなと感じます!それと同時に、働いていく中でリプライスの事業価値や不動産の面白み、自身が影響力を出すことに対してのやりがいなど、新たな発見は、7年目の今でも日々増えています。
「今仕事どうよ?」と友達に聞かれても「今が一番面白いなあ」と自信をもって答えられます!
就活では、いろいろな「自分の大事にしたい軸」を意識しながら、悩み、考え抜いたうえで選択してほしいです。ただその中で出したあなた自身の決断には、是非後悔せず、自分の中での正解にして欲しいなと思います!
そして決めたものを自分で正解にしていく努力は、どの選択をしても続けて欲しいです!そこで気づくこともきっと沢山あります。自分はありました!
ファイト!!