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【市場戦略推進部/分析課】チームで考え、動く。未経験から“戦略を描く”キャリアへ

  • 2022年中途入社(取材:2025年11月)
  • 市場戦略推進部 分析課 ユニットリーダー 豊鷲見 菜摘
  • 趣味:寝る、1日中ぼーっとする、youtubeを見ること
  • モットー:”楽しいことを全力で、常に新しいことを経験する”をモットーに仕事もプライベートも全力疾走中
  • 好きな言葉:死ぬこと以外かすり傷 (失敗しても死なないなら思い切ってチャレンジしてみる)
アパレル店長として「やり切った」から、次のフィールドへ。戦略を考える楽しさは、そのままに。

◆前職でキャリアを積む中で、「次のフィールドに挑戦しよう」と思ったのはなぜですか?
その中で、リプライスが“自分にフィットする”と感じたポイントを教えてください。

前職ではアパレル業界で販売員・店長として、新店舗の立ち上げをメインに担当していました。
新しい店舗がオープンするたびにそこへ配属され、ゼロから売上の土台をつくり、アルバイトや副店長を育成し、2〜3年ほどかけて基盤を固める。軌道に乗ったタイミングで、また次の新店舗へ――。そんなサイクルを5〜6店舗分、繰り返してきました。
途中からは、1店舗だけでなく2〜3店舗をまとめて見るブロック長のような役割も経験しました。千葉、関西、岡山など、エリアが変われば客層も年収も違い、ディスプレイや商品の打ち出し方、接客トーンも変わる。
「この街では、どの価格帯・どんなテイストが売れるのか」
「この立地だと、どういう導線でお客様が動くのか」
そんなことを考えながら店舗ごとに戦略を変えるのが、正直すごく面白かったんです。
一方で、岡山に異動になったタイミングで、ふと「自分はもう、店舗の立ち上げや運営は一通りできるようになったな」と感じました。やり切った感がある一方で、「このまま、同じことを続けていていいのかな?」というモヤモヤも生まれました。
そんな時、会社から本社への異動辞令が出て、名古屋本社でライブコマース事業の立ち上げを任されることになりました。新規事業のリーダーとして、配信内容や商品構成を考える仕事はやりがいもありましたが、人間関係の面で大きな壁にぶつかりました。「やりたいことが実現できない」「対話が成り立たない」と強く感じるようになったんです。
会社も自分もWINになるのが理想。でも、この環境ではお互いにとってWINになっていない。
「このままだと、いつか自分がつぶれてしまうかもしれない」
そう感じたことが、転職を本気で考える大きなきっかけになりました。

転職活動では、もともと「物を売る仕事」が好きだったこともあり、サービス業や不動産業界も視野に入れていました。
その中で出会ったのがリプライスです。
前職の店舗開発では、出店候補地の商圏や周辺年収、競合状況を調べ、どんな店舗なら勝てるのかを考える仕事もしていました。
物件の立地条件、競合となるブランド、家賃や固定費…。
自然と、データをもとに「勝ち筋」を考えることが身についていたんだと思います。
リプライスの仕事を知ったとき、
「これって、前職でやっていた商圏分析や競合分析の“不動産バージョン”じゃない?」
と、ストンと腹落ちしました。売るのが“服から家に変わる”だけで、考え方や戦略の組み立ては共通している部分が多い。むしろ単価が大きい分、より論理的に、戦略的に考える必要があるのも魅力に感じました。
加えて惹かれたのが、リプライスの社内風土です。
ナレッジを共有し合う文化、フラットに意見を言い合える雰囲気、マーケティング的な視点を大事にしている点――。
いろいろな会社を見ましたが、「ここで働きたい」と素直に思えたのはリプライスだけでした。

データから“攻め方”を描く。
2~3つのエリアを俯瞰して、チームで戦略を実行する

◆分析課として、具体的にどのような仕事をされているのでしょうか?
また、営業メンバーやブロック長とチームで戦略を実行するなかで、「この仕事っておもしろいな」と感じるのはどんなときですか?

現在は分析課で、主に2~3つのエリアを担当しています。業務の柱は大きく2つです。
①本査定(個別物件の価格・戦略の判断)
②エリア運営(市場戦略・エリア全体の舵取り)

本査定の仕事では、一つひとつの物件について「いくらで仕入れるべきか」「どのくらいのリフォームをかけるべきか」「どの価格帯で出すのが妥当か」をデータや過去事例から割り出します。これはこれで面白いのですが、一番ワクワクするのは、やはりエリア運営の部分です。
例えば、あるエリアの販売実績や在庫状況、仕入れの傾向をデータで洗い出していくと、
「この価格帯の商品が弱いな」「ここ半年、◯◯駅周辺の動きが鈍っている」「競合がこのエリアで攻勢をかけている」といった“違和感”が見えてきます。
そこから仮説を立て、ブロック長やディレクター、営業メンバーと対話を重ねながら、「じゃあ、今期はこの層を強化していきましょう」「このエリアは、◯◯のような戦い方に切り替えていきませんか?」と戦略の方向性を決めていきます。不動産の面白さは、ここから成果が出るまでに時間がかかるところです。その場ですぐ数字が動くわけではなく、1〜2カ月後にようやく行動の変化が見え始め、半年くらい経ってから「この舵取り、合ってたね」と答え合わせができる。そのタイムラグがあるからこそ、自分の仮説が当たった時の喜びは大きいです。
実際に、上半期に担当していた西神奈川エリアでは、前期のデータをもとに課題を洗い出し、強化ポイントを明確にしたうえで営業と連携し、エリア一丸となって施策を打ちました。その結果、時間はかかりながらも実績が回復していき、「チームで戦略を描いて、ちゃんと成果につながった」と実感できたことは、大きな成功体験でした。

「全員が対等」だからこそ、いい戦略が生まれる

◆他部署との関わりや、分析課内での協働の中で、リプライスならではの“フラットな文化”を実感するのはどんな場面ですか?

分析の仕事は、営業ともブロック長とも、ディレクターやメンバーとも“全員と対等に話す仕事”です。
自分はリプライスでの営業職の経験がないからこそ、現場で数字をつくっている人たちに対して大きなリスペクトがあります。
「自分がやったことない仕事の人は、全員尊敬する」というのが基本スタンス。
だからこそ、役職や年次ではなく、「その分野のプロ同士」として対等に会話するよう意識しています。
リプライスの良さは、この“対等さ”が組織文化として根付いているところです。
新卒1年目のメンバーから「ここ、こうした方がいいと思います」とフィードバックをもらうことも普通にありますし、「たしかに、じゃあそうしようか」と素直に採用することも多いです。
部長クラスの人ともフラットに会話ができますし、「どうやったらもっと良くなるか」を前提に議論できる。みんなで改善案を出し合う空気があります。

分析課自体、まだ歴史が浅い部署です。だからこそ、「完璧な仕組みなんてまだないよね」「起きる前提で、どう防ぐかを考えよう」という、いい意味での“発展途上マインド”があります。
この「伸びしろがある状態を楽しめる人」にとっては、すごく居心地がいい環境だと思います。
分析課には約20名のメンバーがいますが、新入社員1人の育成に対して、全員でアプローチするイメージです。
UL(ユニットリーダー)から「今この子はここでつまずいているよ」とフィードバックをもらい、みんなで育てていく。誰か1人の上司に育成が丸投げされるのではなく、「組織として人を育てる」スタイルがあるのも、リプライスらしいところだと思います。

また、分析課では期ごとにテーマを決めたプロジェクトも動いています。
その一つが「失敗振り返りプロジェクト」。赤字になってしまった物件について、調査段階・リフォームの内容・価格改定のスピードなどを細かく分解し、「どこに伸びしろがあったのか」「次に同じ失敗をしないためには何が必要か」を検証していきます。ベースにあるのは、“失敗そのものが悪いのではなく、失敗を糧にしないことが問題だ”という考え方です。

さらに、同僚と2人で「要素コラム」という取り組みも始めました。
これは、見落とすと大きな損失につながるポイントなど、100件に1件あるかないかレベルの事象をコラム形式で共有するものです。
自分自身、入社してから先輩方にたくさん教えてもらいながら4年目を迎えました。同じように、これから入ってくる新卒や中途のメンバーにも、同じ失敗をさせたくない。教えてもらったからこそ、今度は自分たちが与える番だと思っています。

「自分が動く」から「人に動いてもらう」へ

◆早期にリーダーを任された背景には、どんな“成果”や“仕事への向き合い方”があったと思いますか?

4年目でユニットリーダーを任せてもらったのは、成果とスタンスの両方を評価してもらえたからだと思っています。
成果面では、担当エリアの数字にしっかりコミットし続けたこと。
スタンス面では、「やってみます」とまず受け止めるスピード感や、フィードバックを素直に行動に移す吸収力を評価してもらいました。
前職では店長として、自分がプレイヤーとして動き、売上をつくるのが仕事でした。
数字を達成したときのアドレナリンの量がすごくて(笑)、その感覚が忘れられなくて、もう一度味わいたいという気持ちは今もあります。
ただ、分析の仕事は全く違います。
自分が前に出て数字を取りに行くのではなく、人に動いてもらって成果を出す。
この「一段難しいゲーム」に挑戦している感覚があり、その分、うまくいった時の達成感も大きいです。

振り返りとナレッジが、“再現性のある成長”をつくる

◆リプライスに入って、どんな成長を実感していますか?

リプライスに入って特に実感しているのは、振り返りの大切さと成功を伝える力の重要性です。
振り返り面談やGPOP(分析課内で3~4人組になって週1の振り返りをする取り組み)などを通じて、自分の行動や実績を振り返る機会が本当に多い会社だと思います。前職では、もし振り返りをするなら自分で時間を作ってやるしかありませんでしたが、リプライスでは会社として「振り返る場」が用意されている。
そのおかげで、「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を言語化する習慣がつきました。
Aエリアでうまくいった施策を、B・Cエリアにも展開する時には、ただ「これ良かったよ」と共有するのではなく、「どんな背景で・どんな仮説を立て・どんな打ち手を打ち・どんな結果が出たのか」という“ストーリー”までセットで伝えるように意識しています。
そうすることで、各エリアの状況に合わせて「やる・やらない・カスタマイズする」を判断しやすくなり、ナレッジが本当の意味で活きてくると感じます。

「ちゃんと休んで、ちゃんと成果を出す」働き方へ

◆今後どんなことに挑戦していきたいですか?

前職は正直、“the ブラック”な環境でした。長時間労働も当たり前で、ライフの部分はほとんど削って仕事をしていた感覚があります。それはそれで成長はできたのですが、「このまま続けるのは難しいな」と感じていたのも事実です。
リプライスに入って驚いたのは、仕組みとしてワークライフバランスを取りやすくしていることでした。
例えば、「担当エリアを1人に任せきりにしない」「業務量が明らかに多いときは、リーダーがタスクを割り振り直してくれる」「誰かが休んでも他の人がカバーできる体制を前提に組んでいる」「有休も取りやすく、「いってらっしゃい」と送り出してもらえる空気がある」
分析では、特定のエリアを1人だけが担当し続ける状況を作らないよう、1年ごとに担当エリアを入れ替えています。誰かが休んだとしても他メンバーが代わりを担えるようにすることで、個人が抱え込みすぎないようにしているんです。
「休みたいときに安心して休める環境があるからこそ、働くときはしっかり成果を出したい」
今は、そんな感覚で働けるようになりました。
これから挑戦していきたいのは、ライフワークバランスを保ちながら、もっと成果を上げていくことです。
家庭や自分の時間も大切にしながら、チームで戦略を描き、組織への貢献度を高めていきたい。それが、今の自分が描くキャリア像です。

◆候補者へメッセージお願いします!

リプライスで自分らしく輝いて仕事ができるかどうかは、「成長が楽しい」と感じられるかだと思います。
私は異業種・異業界からの転職だったため、本当に活躍できるのか、仕事を楽しめるのか不安でしたが、分析課全員からフィードバックをもらえる仕組みがあったおかげで、今の私があります。

仕事内容だけを見ると「1日中PCに向かっていて、あまり会話がなさそう」と思われるかもしれません。
ですが実際は、営業との打ち合わせや、分析課内でのフィードバック・相談が日常的にあるため、常に会話が生まれ、和気あいあいとした雰囲気です。

また、都会と地方、エリアによってリフォームや再販、競合状況を踏まえた戦略・戦術がまったく違うため、飽きることがありません!

ぜひ、一緒にお仕事しましょう!